辺境の奇譚紀行

ちょっと変わった地域のどうでもいい情報を発信

成都で新幹線に乗る

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トリックアートならよかった。

成都最後の宿泊を空港近くのホテルにしており、荷物が邪魔だったので昼間のうちに一度チェックインしに行った。今までは荷物もあったので空港と市内との行き来はタクシーを利用者していたが、荷物はないし時間あるので市内まで新幹線で行くことする。

まずは空港で「火车」の看板通りに進むが速攻で心が折れる。「消失点」という言葉が心に浮かぶ。新幹線にどうしても乗りたいわけでもない。

やっぱりリムジンバスかタクシーにしようかと思うが、戻るのも面倒だし、それならホテルから直接タクシーに乗ればよかったじゃないか、無駄にウォーキングしただけだぞ、と悪魔が囁く。ギャンブラーと同じ心理だ。

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ひと駅なのに指定席。そもそも自由席がない。

チンタラ歩いてようやく駅?に到着。切符を買いに行くと、近距離しか乗らなくてもそこは中国なのでパスポートを出さなければならない。

運良く20分後くらいの列車があって成都南駅までの切符を購入した。

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ハイテク化が進んでも出発5分前に改札停止になるのは変わらず

改札も始まっているので、またパスポートを見せて手荷物検査をしてホームへ進む。この辺はホイホイ新幹線に乗れる日本とは大違いだけど、その手間が「これからあの新幹線様に乗るんだぞ」という気分にさせられる。

まあ、乗るのが新幹線じゃなくても手続きは同じだけど。

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中国でも新幹線は当たり前になったのかと思ったが、写真撮影している人も結構いた。並びながら一緒になって撮ってみる。

車内はほぼ「新幹線」そのものだった。まあ、乗ってしまえば珍しいものではないし、10分くらいで着く。残念ながらほとんどで地下を走るので速さもよくわからない。

そして、成都南駅に着いても空港ほどではないが地下鉄に乗るのにまた歩かねばならないのであった。

言うまでもないけど市内まで出るのにリムジンバスのが便利だ。

 

情報は2017年5月時点のものです。上海のリニアとは違って空港→市内の交通手段ではなく、成都→他の都市にちょっと乗るだけなので利便性は全くありません。遠くまで行く時間はないけど新幹線に乗ってみたいという場合のみ、おすすめです。あと、列車によって成都南と成都東駅行きがあるのでご注意を。