辺境の奇譚紀行

ちょっと変わった地域のどうでもいい情報を発信

跑馬山のロープウェイが超怖い(康定)

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これはまだ怖くないところ

跑馬山行き方

ガイドブックもないのでまずは行き方をご案内します。

アクセス:バス2路、3路 公主橋下車。徒歩3分くらい(ロープウェイ乗り場まで)

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バスを降りるとこの建物が見えるが、建物の左にまわるとロープウェイ乗り場。ここはチケット売場だけど、ロープウェイを降りた所でも買える。

入場料:跑馬山50元、ロープウェイ55元

物理的な恐怖がジワジワ

ロープウェイは横並びの2人乗りだか、小さいので体の大きい人は1人づつ乗っている。こじんまりしていてかわいい。

と、最初は楽しく乗っていたが風が強くて結構揺れる。

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街が遠い。思っていたより高い。

最初は森の間を通るのでちょっと揺れる程度だが、途中に吹きっさらし個所があって前の方のゴンドラ?がグワングワン揺れているのがわかる。ジワジワとデンジャラスゾーンに近づいていく。人が乗っていないから揺れるんだ、と自分に言い聞かせて椅子の中心に座り直した。風が弱くなる事を祈るも変わらず。

すると今まで気になっていなかった地上からの距離とか、ロープからペリッとはがれたりしないかとか、点検やってんの、風速何メートルで運行中止になるの、とか頭を駆け巡ってくる。

基本的に大丈夫と理解はできても、揺れるのは怖い。遠くを見れば気にならないかも、と思っても体感で揺れているのはわかるし、遠くを見ても揺れてる。そして、帰りも乗らなければならない絶望。(登山道もあるが)

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デンジャラスゾーン(帰り)

そんなこんなでビクビクしながら帰りも乗ってわかったことがひとつある。ゴンドラには窓がない(柵だけ)タイプと窓があるタイプが運行しているが、風の抵抗の関係で窓なしの方がまだ揺れない。見た目は窓なしのが古くてボロく、そもそも寒いだろうと思っていたが、そちらが正解だった。

ただ揺れることに変わりはないので、観覧車とか苦手な方はやめておいた方がいいかも。

足元注意のハイキングコース

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ロープウェイを降りると吉祥禅院がある

恐怖のロープウェイを降りるとそこは展望台で、すぐ近くの吉祥禅院前にはこの階段が待ち構えていた。そこで登っていて気がついたのだが、結構な階段だけど全然息が切れない!亜青とか甘孜でこの三分の一くらいの登り坂を休憩しながら登っていたのに普通に登れる。(疲れはしたけど)やっぱり高度が下がると随分変わるんだな、と実感した。

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吉祥禅院からはタルチョ沿いに進む

ただ、成都→康定で来た場合は高度が上がる方なので調子が悪い場合はやめておいた方がいい。ロープウェイで結構な高度を稼いでも、降りてからこの奥にある九龍浴佛寺(チベット系の寺)までもまだ登らなければならない。往復1時間以内で戻って来れる程度のハイキングだがそれなりに疲れる。やめた方がいい要素の多い山だ。

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楽したい場合は情歌坪にいるこの子に乗せてもらおう(有料)

情歌坪から寺までもタルチョ沿いに進めば九龍浴佛寺に到着。寺は開いていたけど参拝客もラマも誰もいなかった。やっぱり人が多くて賑やかな寺の方が楽しい。

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写真ではわからないけど強風だった。

 

情報は2017年5月のものです