辺境の奇譚紀行

ちょっと変わった地域のどうでもいい情報を発信

夜の鳳凰古城を歩く!

f:id:yipingniao:20171112184504j:image

風情はどこへ?

ギラギラネオンが現れる

「夜の」とは言ってもお色気系ではない。そういう場所もあるとは思うが、単純に鳳凰散歩の夜バージョン。

とは言え、日が暮れるにつれ昔ながらの情緒あふれる街並みが一気に俗な雰囲気へと変貌する。綺麗には違いないけど、日本で言う寺社の「ライトアップ」を想像するとはっちゃけすぎだ。

f:id:yipingniao:20171112190549j:image

虹橋付近。

また、写真では全然伝えられないけれど、鳳凰の浮かれっぷりはギラギラネオンだけじゃなくてカフェの爆音垂れ流しにある。

河沿いに連なる数多くのカフェ(バー?)から色々なジャンルの音楽が垂れ流されており、非常にやかましい。店内にちょっとしたステージを設けている店も多く、バンドやらDJやらの大喧騒。残念な事にどの店も基本的に扉も窓も全開なので、入った店が演奏してなくても周りがうるさい。

沱江左岸のカフェは上層階が宿になっているが、こんなところに泊まったらギラギラガヤガヤ落ち着かないだろう。じゃあ右岸ならいいかと思えば、やっぱり対岸のからの音がそれなりに響く。

夜を比較的静かに過ごしたいならせめて虹橋より下流の宿にした方が良さそうだ。でもこちらも爆音カフェは何軒かあるので静かなリバーサイドホテルを見つけるのは運に頼るしかない。何しろ昼間は営業していなかったり、静かにしているので見つかりようがないのだ。

河面から夜景を楽しむ f:id:yipingniao:20171115161812j:image

遊覧船乗り場から。

思っていたより周りがドンチャンやかましいが、気をとりなおして遊覧船に乗りに行く。

この沱江下りは昼間も行なっていて、148元の周遊チケットを持っていれば乗れるらしい。夜の遊覧船に乗るには158元のチケットになる様だが、買っていないので詳細はわからない。

どちらも買っていなかったので遊覧船だけのチケット80元を買った。結構高い。

チケット売場は跳石近くの城門にある。

航路?は跳石付近の右岸から出港して虹橋をくぐり、万名塔の横を通ってからUターンして万名塔手前の左岸に到着する。

ちなみにこの船は昼も夜も片道(下り)しか乗れない。

f:id:yipingniao:20171115163347j:image

虹橋通過!

実は今回泊まった宿からちょうど到着点の船着場がよく見えたのだが、昼間は万名塔まで行かずに終了する船が非常に多かった。どうも混んでいるとショートカットするらしい。

万名塔の夜景はとても良かったので、もしショートカット版だったとしてもちょっと足を伸ばして夜景を楽しんでもらいたい。

f:id:yipingniao:20171115164054j:image

右が万名塔。

f:id:yipingniao:20171115164630j:image

虹橋近くの建物。写真から伝わらないのがもどかしいくらい、やっぱりうるさい。

虹橋下流の探索

f:id:yipingniao:20171115173808j:image

レストラン。(うるさくない)

遊覧船を下りた後は、昼間行かなかった風橋(下流)まで足を伸ばしてみた。船着場から風橋散策の良いところは、跳橋や虹橋付近と比べると格段に往来が少ないので歩きやすいし写真も撮りやすい。

f:id:yipingniao:20171115174425j:image

風橋。昼間は足を伸ばさなかったがなかなかのもの。

船着場より左岸を下流に進み、風橋を渡って右岸を上流方向に戻ってくると嫌でも目に入るのが遊覧船からもよく見えた万名塔だ。

この辺はずっと河沿いに遊歩道が続くので万名塔のベストショットを探して歩いた。

f:id:yipingniao:20171115175021j:image

右岸から見た万名塔

何枚も撮りすぎて写真としてはどれがいいのかわからなくなった。

河沿いの道に飽きたら1本内側に入れば昔ながらの街並みも楽しめるのでみやげ物屋をのぞきながら歩くのもいいかも。

f:id:yipingniao:20171115175554j:image

虹橋より下流はなんとなくのんびりしているイメージ。

f:id:yipingniao:20171115175853j:image

虹橋近くにある回龍閣付近の道。

泊まっている場所によってお気に入りルートは変わると思うので、昼と夜で異なる街並みを楽しむのが一番のおすすめです。

 

情報は2017年10月下旬のものです。