辺境の奇譚紀行

ちょっと変わった地域のどうでもいい情報を発信

鳳凰古城を歩く

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バスターミナルからの行き方

鳳凰はあまり大きい街ではないが、バスターミナルから古城へは意外と行くのに手間がかかる。

1番のおすすめはタクシー。特に泊まる宿が決まっていれば近くの道路までタクシーで行った方が絶対にいい。と言うのも古城内にタクシーが入れないので、河沿いの宿だったらいずれにしろそれなりの距離を歩かなければならない。

荷物の量にもよるが風情はあってもデコボコの石畳を歩くのは結構疲れる。

それでも節約したい場合はバスターミナルから1路のバスで新華書店(3つ目)か農業銀行(5つ目)で降りて徒歩となるが、河沿いまで1キロくらいある。

ちなみに私は予約していたホテルが2路のバスに近い感じがしたので、バスターミナルから2路のバス停まで歩いてから乗ったが、降りそびれて結局タクシーを利用した。無駄に疲れるしバスターミナルからタクシーに乗ってもたぶん20元でお釣りがくると思うので、最初から楽する方をおすすめしたい。

荷物を置いて歩きまくる

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荷物を置いたら楽しい古城散策へ。

行く前に色々と調べていて入場料がかかるのかどうかよくわからなかったが、古城内を散策するだけなら入場料はいらない。一部の有名な建物を見学する際は148元かかる。

鳳凰の街を貫く沱江沿いの左岸はカフェが立ち並んでおり、上層階は泊まれる様になっている。

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河、歩道、カフェの並び。左岸のホテルは場所によってリバーサイドというよりリバービュー。

対岸の風景と街並みを楽しみながら「鳳凰古城といえばこの風景!」の「跳石」まで歩き、せっかくなので渡ってみた。

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跳石。特に深い河ではないが微妙に怖い。特にスマホで写真を撮る時に「河に落としたら」という恐怖にかられる。

チンタラしながら跳石を渡ったら今度は右岸沿いに下流方向へ。

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ちなみに跳石の隣にはもう1本橋がかかってる。写真屋に頼めばこちらの橋から記念写真を撮ってくれる。集団だったらちょっと撮ってもらいたい。

右岸は河スレスレに宿がたくさん立ち並んでいる。河沿いの道から河は見れないけど、リバーサイドの景色を楽しみたいなら右岸の宿が確実だ。

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左岸から見た右岸。これが吊脚楼か?

宿と城壁の間には狭い小道が通り、団体客もいないので観光地の喧騒から離れた落ち着いた風情を楽しむことができる。宿が決まっていないなら散策しながら探すのもいい。

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右手が城壁。

ただ、ほぼ宿が並ぶだけなのでひたすら見通しのきかない道が続く。

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城壁の向こう側。右側の屋根が河沿いの宿、

城壁の向こう側に行けばみやげ物屋や食べ歩きの店が盛りだくさん。この城壁沿いの道からかつての古城内側に向かって細い道が何本も出ているので、気の向くままに突き進むのも楽しい。

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ワクワク感が半端ない。

こういう小路が連なる街は適当に歩くと自分がどこにいるか分からなくなりがちだけど、鳳凰の場合は最悪河沿いに出ればどうにかなる。

どこも写真映えしまくりだし、苗族の民族衣装レンタルも多い。鳳凰に限らず、中国人はみんなモデルばりにポーズをつけて写真を撮るのでここは郷に従ってみるのも楽しいかも。

ちなみにカフェとかレストランは河沿いに集中しているので、食事は左岸側で探した方が楽。食べ歩きは右岸の城壁内にもたくさんある。

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城壁の上を歩いていた時にクルミ入り鈴カステラの様な店を発見!でもすぐに近寄れないもどかしさ。 

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酒屋。瓢箪に入れてくれるみたい。

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下流の方にある「風橋」。ここまで来ると団体客もあまり目にしなくなる。

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途中でくつろいでいた犬。写真慣れしていらっしゃっる。

 

情報は2017年10月時点のものです。