辺境の奇譚紀行

ちょっと変わった地域のどうでもいい情報を発信

甘孜のタクシー

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伝えたいのはこの写真だけ

中国の地方を旅行していてたまに困るのがタクシーの料金だ。大体中国のガイドブックには「メーターを倒したか確認しましょう」というような事が書かれており、上海や成都などの大都市ならその通りなのだが、かろうじてタクシーがいる程度の小さい街に行くと悩みどころになる。

それは車にメーターの機械はあるけどそもそも使ってないパターン。これはボッタクリとかではなく、市内(町内?)一律いくらになっており、地元の人たちはローカルルールを知っているのでお互い金額の事は何も口にせず支払いをしている。

まあ、わからないなら普通に聞けばいいのだけれど、「明らかに私はよそ者ですよ〜」と、宣言してしているみたいで、なんとなく緊張感がある。更にちょっと距離がある場合は、先に交渉すべき場所なのかどうかもわからないので、余計にモヤモヤする。

しかし、そんな確実にメーター使わない都市の甘孜では丁寧に料金表が貼ってあった。(冒頭の写真)

こんなの初めてである。かなり細かく郊外(隣り街)まで載っている。ちなみにコードがじゃまだけど町内は5元。温泉街はなぜか7元なので境がよくわからない。北京時間と実際の感覚がずれているせいもあって、昼(白天)と夜(晩上)の境もわからないけど、こんなに細かく載っていれば大助かりだ。

ついでにタクシーなのに乗り合いバスみたいに方向が同じなら客を追加で乗せるのがおもしろかった。乗ってる人がいても止まるし、自分が乗ってる間も追加で乗ってくる。

もちろん先に乗っていた人の目的地に着いてから次の人の目的地に向かうので、「方向が違う!遠回りされてる!」と焦らないで下さい。(そもそも遠回りしてもメーターではないので値段は変わらないが)

 

2017年5月時点の情報です。