辺境の奇譚紀行

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古道客房部ホテル情報(康定)

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バスターミナルからすぐのホテル街にあります。同じ建物にユースもありますがユースは3階、ホテルのフロントは1階ですのでご注意ください。

乗り継ぎに最適!時間の余裕は心の余裕

チベットを訪れる旅人が避けて通れない康定。公共バスの時刻表を見ていると、西に東に6時発のバスの本数はえげつない。トイレは大混雑でないか、荷物検査は行列してないか、自分の乗るバスがすぐに見つかるか、悩みは尽きぬが、解決するには「早めにバスターミナルに着く」という方法しかない。(ちなみに「チャーター」という選択肢はない)

とは言え6時出発である。旅行中でも朝は少しでも寝ていたいのが人情というもの。と、なればいかにバスターミナルの近くに泊まるかが重要となる。

前置きが長くなったが古道客房部はバスターミナルのすぐそば。徒歩3分くらいの場所に位置する。長距離移動の果てに康定に着いた場合はすぐにくつろげ、早朝バスに乗る際は直前までゆったりできる絶好のホテルである。

リバービューのお部屋は運次第?

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中国ではたまにしか見かけないダブルルーム。100元

今回紹介するのはトイレ、シャワー付きのダブルルーム。どこかで見た事のあるような、まるで実家へ帰ってきたような親しみやすいやすい柄の毛布が1番に目に入る。もちろんくつろぎのティータイムに欠かせないちょっとしたテーブルとソファも完備。

また、運良くリバーサイド側をアサインされれば、お部屋からの眺望にこだわる方も納得の風景を堪能できる。

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康定の街を形作る折多河が目の前に。途切れる事のない河のせせらぎは寂しがりやの人におすすめ。

バスルームでは中国らしさを体験!

また、最近は日本でも快適で使いやすい機能はそのままに、デザインやモチーフに和の要素を散りばめたホテルが増えているが、今回宿泊したリバービューダブルも浴室が中国ならではのデザインだ。

簡素なバスルームの扉をあけると洗面台と中国式トイレ(和式ともいう)が並び、奥の壁際にシャワーが設置されたユニット型の浴室。日本でユニットバスのトイレは洋式が一般的だが、あえて中国式のトイレを設置することでシャワーの排水溝を設けずにトイレとの共有を可能とした。まさに次世代のエコともいえよう。

ただ、最先端の設備を使いこなすための注意点として、シャワーを使う前にトイレのくずかごをどけておくことをおすすめする。シャワーの使い方によってはくずかごに水が溜まりまくって大惨事になる可能性がある。

併設の四川レストランでグルメを楽しむ

ホテル内にレストランはないものの、隣には地元四川料理のレストランが併設されている。ホテルを出て徒歩0分なのでこれはほぼ併設といっても過言ではない。

高級ホテルは施設内にカフェやらレストランを併設とうたっているが、部屋から出てエレベータに乗って何分で着くことか。古道客房部はエレベータを待つ必要もなく1階まで自らの足で降りることができ、外に出たら数歩でレストランにたどりつける。

店内は多くの旅人と店員が混ざり合うとてもアットホームな雰囲気。店の前に臭豆腐の屋台が出ていても、決して営業妨害として追い払おうとしない経営者のやさしさが感じられる。

セルフルームサービスを楽しみたいときはテイクアウトも可能。

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テイクアウトは専用容器に入れてもらえるので持ち運びも安心!

 

情報は2017年5月時点のものです

ユースの看板も一緒に出ていますがユース(国際青年旅舎)は3階、古道客房部のフロントは1階、部屋は2階。